ひとつの考察として、トピックを挙げてさせていただきます。
Lyra2REv2へのHF以降、c0banの価格は大きく下げることになりましたが、マイニングアルゴリズムとの関係が大きいと考えています。
色々な通貨を見ていると分かりますが、通貨の値段とDifficultyは相関があります。
マイナーは、収益がマイナスになってまで基本掘らないので、より収益性の高いコインを掘ろうとします。
収益性の高いコインは、価格とDifficultyが徐々にさや寄せしていく形になります。
そして、最終的には価格とDifficultyのバランスが取れたところで落ち着きます。
c0banの場合ですと、SHA-256 から Lyra2REv2、そしてLyravc0banへと変わっていきますが
SHA-256の時は、c0ban価格が600円くらいが、マイナーが利益を取れる損益分岐でした。
この価格を下回ると、一気にハッシュレートが下がっていました。
ハッシュレートが下がると、ブロックチェーンの速度は落ちましたが、マイニングによる供給が減り価格も安定。
これが、これまでc0ban価格が割と良い価格を維持できていた秘訣だと思っています。
Lyra2REv2に移行してから、一気にc0ban価格が下がりました。
現状のDifficultyから計算すると、やはりc0ban価格100円くらいがマイナーとしての損益分岐に近いところです。
計算通りにc0ban価格とDifficultyがさや寄せしている形になります。
また、幸か不幸か、LWMAを採用してブロックチェーン速度が正常化し、マイニング報酬アップも重なりました。
2018年8月(SHA-256)と2018年10月(Lyra2REv2)のc0banのマイニングによるc0ban供給数を見ると
2018年8月: 129,642 RYO
2018年10月: 635,776 RYO
となっており、c0banの供給が4.9倍に増えています。
当然、市場で売られるc0banも一気に増えたため、値崩れする形になりました。
そして、この先起こるLyravc0banへのHFですが、確実にハッシュレートやDifficultyは下がる事が予想されます。
仮に、Difficultyが半分になったとすると、マイニングによる損益分岐は単純に50円くらいまで下がります。
100円でマイニングしたものを投げ打っても、マイナーは利益が出る水準なので、さらに相場は下がります。
現状がナイスハッシュが多いとすると、半分では済まないかも知れません。
脱ASIC、脱ナイスハッシュをした通貨は、ことごとくこの道を辿っているような気がしています。
c0banも同様の価格になってしまうのではないかと危惧しています。
c0banの場合は、SHA-256という巨大なハッシュがあるアルゴリズムから、独自アルゴリズムへ変化を遂げている中で、もろにハッシュ単価の変化の影響をc0ban価格が受けている感じがします。
Lyravc0banへのHFは、既に決定事項と理解しています。
多くの一般c0ban投資家は、技術的な事については理解していないと思います。
ただ、投資家によってc0banの価格変動に影響があるHFなのであれば、リスクを周知すべきなのでは?と思った次第です。
あくまで、これは私個人の考察なので、そもそも間違っているかもしれないですし、トピックにするか悩んだのですが、広くご意見を聞かせていただければと思います。